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【開会行事】 9:30–9:50
◆開会の挨拶: 榊 裕之 国立大学法人奈良国立大学機構 理事長
◆挨拶: 小林 茂樹氏 文部科学副大臣
◆祝辞: 山下 真氏 奈良県知事
◆挨拶: 岩佐 敬昭氏 日本ユネスコ国内委員会副事務総長
奈良教育大学ESD・SDGsセンターでは、去る2月21日に、「ESD国際シンポジウム in 奈良 2026」を、防災・減災、気候変動、歴史文化交流をテーマに、アジアを中心とした国際的な研究・実践と若者の参画を通したESDの国際パートナーシップ構築を目的に開催しました。当日は本学講堂にてハイブリッド方式で実施し、国内外各地から計174名の出席を得ました。

【基調講演】 9:50-10:20
林川 眞紀氏 ユネスコ・ジャカルタ事務所 所長
冒頭、基調講演として、ユネスコ・ジャカルタ事務所の林川眞紀所長による「持続可能な東南アジアの実現に向けて、減災と気候変動対策及び文化理解を教育と学びに統合するESD」と題した講演が行われ、気候変動危機下での教育カリキュラムのグリーン化、津波防災や世界遺産を活用した学習など、ESDの意識向上と国境を越えた実践の方向性が示されました。

【セッション1】 10:30-12:00
<アカデミックセッション(Academic Session)> 学術のESDへの貢献
◆モデレーター: 道田 豊氏
ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)議長(東京大学総長特使)
◇発表者及びパネリスト
① 堀尾 多香氏
国連大学サスティナビリティ高等研究所 大学院プログラム事務局長
② ムザイリン・アッファン氏 インドネシア シアクアラ大学国際所長
③ セット・セン氏 カンボジア プノンペン教員養成大学 学長
④ 高 翔氏 笹川平和財団 海洋政策研究所 主任研究員
続いて開催されたアカデミックセッションでは、国連大学・日本・インドネシア・カンボジアから4名の専門家が登壇し、インドネシアのシアクアラ大学国際所長のムザイリン・アッファン氏は2004年アチェでのインド洋大津波の経験から、地域の知恵と国際連帯を結ぶ防災・ESDの可能性を提起しました。

【セッション2】 13:10-14:45
<ESDセッション(ESD Session)> ESDの深化と実装
◆モデレーター: 及川 幸彦 奈良教育大学学長補佐、ESD・SDGsセンター長
◇発表者及びパネリスト
① キム・ピルソン氏&キム・ジンスク氏
釜山国立大学地域革新力量教育研究センター 未来教育コミュニティ研究主任・
同センター キャリア研究主任
② 大津山 光子氏 特定非営利活動法人SEEDS Asia 事務局長
③ 淺野 亮氏
気仙沼市・宮城教育大学連携センター(気仙沼市教育委員会) 主任運営員
④ 有馬 一彦氏 奈良教育大学附属中学校 教頭
午後は、まずESDセッションとして、釜山国立大学をはじめ国際NPOや学校、教育委員会など多様な国と教育分野からESDの実践が紹介されました。その中で、気仙沼市・宮城教育大学連携センター(気仙沼市教育委員会)主任運営員の淺野亮氏は、東日本大震災で被災した同市の実践例として、大学等研究機関との連携や、国内外の他地域との交流による学び、行政や企業、地域住民等と協働した中学生等による語り部活動等の取組を報告しました。
【セッション3】15:00-16:30
<ユースセッション(Youth Session)> ユースのESDへの参画
◆モデレーター: キム・ヒョンチョル氏 未来価値教育研究院 院長
◇発表者及びパネリスト
① キム・スウォン氏&キム・ヨンベ氏
韓国ユース代表・韓国ユース指導者(小学校教諭)
② トゥク・ハニフ・ライヤン・アビラ氏 インドネシア シアクアラ大学経済学部
③ 片山 世菜氏 奈良女子大学文学部人間科学科心理学コース2年生
④ 木下 結等氏
奈良教育大学大学院専門職学位課程2回生(奈良教育大学ユネスコクラブ)
次にユースセッションでは、日本・韓国・インドネシアから5名のユースが登壇し、「ユースのESDへの参画」をテーマに実践発表が行われました。本学ユネスコクラブの木下結等氏は、未災地において研究知を行動へと変容するユース主導の教育モデルを提示し、持続的な防災・減災学習の改革策を提言しました。

【総括セッション】 16:45-17:30
<ラップアップセッション(Wrap up Session)> 持続可能な社会への提言
◆モデレーター: 及川 幸彦 奈良教育大学学長補佐、ESD・SDGsセンター長
◇コメンテーター:
林川 眞紀氏(ユネスコ・ジャカルタ)、道田 豊氏(IOC)、堀尾 多香氏(UNU-IAS)、
黒部 一隆氏(環境省環境教育推進室長)、キム・ヒョンチョル氏(ERI4FV)
続いて、及川幸彦ESD・SDGsセンター長をモデレーターに総括セッションが行われ、アジアを中心とする大学や研究機関、ユースの国際連携の強化、ならびに学校・地域・国際機関の協働を通じた「持続可能な社会の創り手」の育成の加速を提言しました。

【閉会行事】 17:30-17:40
◆閉会の挨拶: 宮下俊也 国立大学法人奈良国立大学機構 奈良教育大学 学長
最後に、宮下学長による閉会の挨拶が行われ、
「今回のシンポジウムでは、共に多くの自然災害に見舞われている東アジアの各国の取組、基盤となる学術的・行政的実情を共有する事ができ、今後更にどのように確かな実践を積み重ねていけば良いかを考えあう事できました。」と成果が述べられました。
参加者からは、国際的な研究・実践の共有とユース参画の広がりに刺激を受け、今後の取組へ多くの示唆を得られたとの声が寄せられ、国内外のESD推進に貢献する学びと連帯の場となりました。


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